どうもJです。革靴好きって間違いなく靴磨きも好きになりますよね。
でも私の場合は靴磨きが先であとから革靴に心奪われる事となるのです。子供の頃の私はサッカー大好き少年でして、そこでスパイクを磨き始めたのがきっかけです。
スパイクのお手入れがしたいが為に、値段の高いカンガルー皮革の靴を買ってました。(合成皮革は安い)というか、サッカーのスパイクはカンガルーレザーが主流なんです、知ってました?カンガルーのどの部分使ってんねんって感じですよね。
さてさて、そんな話はいいとして、今回は最近の私のお手入れ方法、道具などについてご説明していきたいと思います。
今回お磨きする靴はパラブーツのシャンボードです。私が行っているメンテの工程は以下の通りです。
1.馬毛ブラシでブラッシング
この工程では靴の表面についた埃を払います。コバ部分には埃がたまり易いので入念に。決して力を入れる必要はありません。
2.クリーナーで汚れ落とし
ここでは靴の表面に残っている古いワックス、クリームを拭い取ります。古いTシャツの切れ端なんかにちょんちょんとクリーナーを着けまして、くるくると円を描くように革表面を滑らせる様にします。ここでも力は必要ありません、優しく行います。
ちなみに私はM.モゥブレィのクリーナーを愛用しております。ワックスを落とす時には固形のクリーナーを使う事もあります。
3.クリームを塗布する
靴クリームを塗っていきます。この工程では革に栄養を補給します。色付きのクリームを使えば、革を補色する事の出来ます。今回磨いたシャンボードは茶色ですので、パラブーツ純正クリームで、色はMARRON FONCE(ダークブラウン)を塗りました。最近は指で塗るようにしています。
4.豚毛ブラシでブラッシング
クリームが塗り終わったら豚毛のブラシでブラッシングしていきます。この工程では先ほど塗ったクリームを革へと浸透させますので少しだけ力強く、そしてリズム良くブラッシングしていきます、すると革に艶が出てきます。 私はクリームを塗布してから10分程度放置してクリームをすこし馴染ませてからブラッシングする様にしています。
5.余分なクリームを布で拭き取る
クロスで余分なクリームを拭き上げます。この時、クロスにクリームの色がべったりと移ってしまう場合は塗り過ぎです。もう少しクリームの量を減らしましょう。Tシャツの切れっ端なんかでも大丈夫です。
6.ワックスで鏡面磨き
いよいよワックスで鏡面仕上げをしていきます。ここは人によって色んな拘り、やり方があると思います。私は最近購入したブートブラックのハイシャインベースを使います。これは無色の下地用で、ワックスを塗る前のベース作りに使用します。ベースを作る事で、鏡面の仕上がりも早くなりますし、完成後の凹凸も少なく美しく磨き上げる事が出来ます。
使い方はワックスと同じ、指でつま先や踵部分に塗るだけ。(私は薄く5回程度塗っていきます。)少し乾かしてからワックスを塗っていきます。ちなみに私はサフィールのワックスを乾燥させたものを使っています(色は黒) ワックスも薄く5回程度塗ったらクロスを指に巻き付けて磨いていきます。水を少し含ませたクロスで円を描くように滑らせていきます。これも力は不要です。この時、水の代わりにウイスキーなんかで磨く人もいる様ですが私はやった事がありません。
コツを掴めば上手に光らせる事が出来ます。自分で納得のいく輝きになるまで磨いたら鏡面磨きの完成です。
7.山羊ブラシで表面を整え、鏡面の境目をぼかす
鏡面仕上げとの境目がくっきりしているとダサいので最後にブラッシングをして境目をぼかしていきます。これでようやく靴磨きの完了です!お疲れ様でした。
最後に、仕上がりを見てみましょう
このシャンボードは5年ほど前に購入したものです。元々はヌバックですが、がんがんクリーム入れて磨いてます。
いい感じに鏡面仕上げにできました。
これは、ジーパンブランド「リゾルト」のデザイナーである林氏にイベントでお会いした際に林さんに教えて頂いた履き方です。真似させて頂いてます。
靴好きの人にとって靴磨きや鏡面仕上げは当たり前の事ですが、これがきっかけで「革靴かっこええやん」とか「鏡面仕上げやりてぇ〜」と思ってもらえると嬉しいです。
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